矢巾町の植物散歩 その2
〜晩夏の町内をぶらぶらと散歩〜
おはようございます! または、こんにちは! もしくは…こんばんは!!岩隈のメガネの方です。
人生で初めての岩手の夏は、東京で感じていた夏と変わらない気温・湿度で日中の過ごしづらさったら…
もうね……って感じですね(笑)
とは言え、慣れたものなのでなんだかんだと朝晩の涼しさは心地よく感じた次第でございます~
さて、第二回の植物散歩始まりまーす!
ツリフネソウ科 (黄釣船 キツリフネ) Impatiens nolitangere
この植物を発見する前に、紫波町で別種を見かけたのですがタイトルに沿えない…!
と思ってションボリしてましたら南昌山の方にひっそりと生えておりました!!
山の中をねりねりと歩ける程の強度が減ってきたので裾野?に当たる部分にかわいい植物が
生えているとワーイ!と飛び跳ねてしまいます!
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バラ科 (野茨 ノイバラ) Rosa multiflora
コチラは煙山のひまわりパーク横にて発見しました
農家さんや草刈りをする方には嫌われる植物TOP10には入っているんではないかと思われます(笑)
個体差によってバラ科特有の棘の出具合は変わりますが、その棘に気付かずサクッと刺してしまうんでしょうね…
でもね、花の香りは本当に素晴らしい物だし、実なんて晩夏~冬手前まで色々と楽しめるんですよー!
ちなみに…世の中に流通しているバラの苗に使われている台木はノイバラが基本となっております
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ガマズミ科 (莢蒾 ガマズミ) Viburnum dilatatum
南昌山に登ると沢山生えている事が、この後の季節によくわかります…!と言うのも寒さに
当たっていくと実が紅葉し、真っ赤に色づく為です!
ちなみに漢字名は”莢蒾”、コレ実は読み方としては”キョウメイ”と読みます…!
原産地は北海道や中国などとなっておりますが漢語の表記になってます。探してみると沢山の植物が
漢語で表記されているので、今後も目にするかもしれませんね♪
個人的には鎌酸実の方がしっくり来ますが…(笑)
鎌の柄に使用されていた事、齧ると酸味がギュッと来る事から
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ブドウ科 (山葡萄 ヤマブドウ) Vitis coignetiae
コチラは町内のNPO法人、やはば山ぶどうの会の作業中に出会いました山ぶどうになります!(笑)
例年以上に酷い酷暑は想像以上に農産物へ影響を与えていて、山ぶどうも冷害では無く…
写真の状態を収穫まで維持できるかどうか…頑張れ山ぶどうーーー!!!!
ちなみに色々なお店で販売されている山ぶどうの加工品は美味しく食べられる様になってますが
果実の方は想像以上に種が大きくてびっくりします(笑)
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ブナ科 (栗 クリ) Castanea crenata
実はノイバラから続けて煙山ひまわりパークと山ぶどうの圃場の付近で見つけた植物たち
締めくくりは栗の木です。まだ青い実(イガ)が多かったのですが、落ちている物のイガをめくると…!
ちゃんとした実が詰まっておりました(笑)あと2週間もしないうちに栗拾いが出来そうですね!
ちなみに栗のイガが小さいままに落ちているのは、「あ、コレだと未来を残せない…。」と
木が判断した物は勝手に落ちてしまう様になっているんです!
植物には、こうして判断した後に不要な部分を落とす事がよくあります!
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キンポウゲ科 (秋明菊 シュウメイギク) Anemone hupehensis
散歩の最後は役場の入り口の花壇から…
シュウメイギクは秋の訪れを教えてくれる植物の一つだと思っております!
白、赤、ピンクまたそれぞれの八重咲きと様々な咲き方がありますが個人的にはコチラの白色が
一番、好きですね~。
科名からも分かりますが、キンポウゲなのでアネモネや一重のラナンキュラスなんかと
そっくりですね!植物の見分け方で一番に分かりやすいのは花の形と葉の形です。
もしかしたら気付かぬ内に同じ科の植物を自然と見つけているかもしれませんね♪
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なんだかんだと暑いながらも秋を感じるこの頃、散歩には持って来い!な季節も近いのかな…?
日中の暑さが和らいでくれれば沢山の植物を探しに行けるので早く涼しくなって欲しいもんです…(笑)
次の更新はもっと秋が深まっているかもしれません。乞うご期待を!
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