町が生ごみ処理機の購入を支援してるって知ってた?担当職員さんに話を聞いてみた

突然ですが、みなさんは生ごみの処理ってどうしてますか?
「まぁ明日でいっか~」と放置してしまい、イヤなニオイが発生したり排水溝がヌメヌメしてしまった経験ありませんか?
特にこの時期はすぐに処理しないと悪臭や虫が出てくることも……意外と面倒な生ごみの処理、コンポスト容器や処理機があると助かりますよね。
実は今、矢巾町ではそういった生ごみ処理に便利なツールの購入を支援しているそうです!くわしいお話を担当職員さんに聞いてきました。

県内でも2番目に多いごみ排出量
――教えていただくまで知らなかったんですが、矢巾町って結構ごみが出てるんですよね?
「そうですね、矢巾町では年間約11,000トンものごみが出ています。1日1人当たりのごみの排出量は、岩手県で2番目に多いです」
――数字が大きすぎて……
「あまりピンとはこないですよね(笑)。とにかく、矢巾町ではごみの減量が急務なんです」
――そこで、今回の施策というわけですね。
「生ごみは全体のごみの量の約3割を占めると言われています。コンポスト容器ではご家庭で簡単に生ごみを堆肥化出来ますし、処理機を使えば約7分の1まで減容することが出来るので、ぜひ多くの方に活用いただきたいです」
本題!生ごみ処理機・コンポスト容器購入費補助金
――では気になる内容について教えてください!
「生ごみ処理機は購入費の2分の1(上限2万円 ※1世帯1台まで)、コンポスト容器も同じく2分の1(上限3千円 ※1世帯3台まで)を補助しています。対象は令和5年4月1日以降に生ごみ処理機を購入した、町内に住所がある方です」
――なるほど。こちらをお願いするのに何か必要なものはありますか?
「補助金交付申請書、補助金交付請求書、領収書、カタログなどの写しをご用意ください。申請書・請求書は町のウェブサイトからダウンロードいただけるほか、町民環境課環境係の窓口でもお渡ししています。必要書類が揃ったら、町民環境課環境係へ郵送いただくか窓口へお持ちください」
申請書類のダウンロードはこちら

実際どうなの?コンポスト容器
――今回、片山さんは実際にコンポスト容器を使用されたそうですね。使用感など教えてください!

「使ってみて”良いな”と思ったのは、調理の際に出た野菜くずなど、生ごみをそのまま容器に入れるだけでOKという点ですね。ごみ出しの手間や出すごみの量が減りました」
――シンクのごみ受けや三角コーナーに溜まったものを、水気を切って袋に入れて……というような処理をしないで済むのは楽そうですね。手も汚さずに済みそうですし。
「そうですね。ごみ袋の消費も減りますし、生ごみを分けてたら謎の汁が手に……みたいなこともなくなると思います(笑)」
――気になるニオイとかはどうでしょう?
「私が使用したタイプでは気になりませんでした。容器に準備する基材(生ごみを分解する微生物の住処となる落ち葉や腐葉土など)を被せてしまえば、ニオイは抑えられましたね。コンポスト容器にも色々種類があるので、お住まいの環境にあわせて選んでいただければと思います」
――堆肥として使えるまでにはどれくらい掛かるんですか?
「2か月~半年ほどで堆肥化されます。家庭菜園をされていたり、畑を持っている方にはぜひコンポスト容器を試していただきたいですね」

――生ごみ処理機の方はどんな良いことがありますか?
「ごみ出しの頻度や労力が減るというのはコンポスト容器と一緒なのですが、減量効果がすごいです!乾燥処理をすることで70%も減量できるという調査もあるほどです。こちらも有機質肥料として活用できるほか、燃えるごみとして出せるようになるのもオススメのポイントですね」
――それはうれしいですね!
生ごみに悩んでる方はぜひ!
今回お話を伺ったこちらの補助金、実は結構人気なのだそう。予算上限に達し次第終了とのことなので、生ごみの処理に困った経験のある方はぜひお早めに!

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