「本当は行政もイヤだった」きっかけは恩師の言葉

コンパクトさが矢巾の魅力
学生時代からまちづくりに興味があって、就職活動にあたっても「地域の人と近い距離でお仕事できる場所で働きたい」と思っていました。特に矢巾町はまちづくりを楽しんでやっている自治体だなと感じて、ラジオとかYouTubeとか、日常の中にまちの情報がたくさんあるところにも惹かれました。地域の方ひとりひとりと関わりたいという想いもあり、大きい自治体よりもコンパクトなまちの方が合っているかなと考えました。
原体験とお世話になった先生
「自分がまちづくりに興味があるのは何故か」というのを振り返る機会があり、幼い頃に”地域のつながりってあったかいなぁ”と感じる経験をしていたことを思い出しました。ただ、そこから「将来は公務員になって……」と考えた訳ではなく、むしろ行政は一番イヤだったんです。なんか制度制度してそうなイメージがあって(笑)。でも、お世話になった先生に相談して、自分のやりたいことを一つ一つ挙げていったら地方公務員に行き着いたんです。「その中で人脈も作れるし、部署異動とかで色々な経験をするから武器も増えるし、力をつけてから本当に自分のやりたいことに向かってステップアップすれば良い」ってアドバイスをいただいて。

新卒ならではの苦悩
子ども課の中でも私が配属された係は、赤ちゃんやお母さんの安心・安全を守るという目的を持ってお仕事している部署です。生後間もない赤ちゃんがいるお宅に訪問してヒアリングを行ったり、必要に応じてサポートをしています。入庁してすぐは毎日が試練の連続で、「赤ちゃんを育てたことがない私が、子育ての相談を受けたりして良いのかな」と思ったり……日常の業務でも、先輩方があたり前にできていることができなくて、落ち込んでしまうことも多かったです。電話一本取るのにも緊張していました。
頼りになる先輩
子ども課の先輩方はまさにプロ!という感じで、日々学ぶことが多いです。先輩の真似から始めて、できることが増えていっているという実感もありますし、それをちゃんと見てくれているのもうれしいです。就職活動中はSNSなどで「怖い上司」とか「理不尽な上司」みたいな話題を見て身構えていたのですが、みなさん優しすぎて申し訳ないぐらいです(笑)。

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